2025/03/31 08:55

現在、牛丼チェーンのすき家にて異物混入の問題が日本全国に影響を及ぼしています。

https://www.sukiya.jp/news/2025/03/20250329.html

 

すき家HP内では具体的な異物内容に触れていませんが、一説によるとゴキブリやネズミであるとの噂があります。

我々粘着テープ業界にとっても他人事ではありません。

というのも、飲食店で勤務された方であればご存知だと思いますが、ゴキブリやネズミの対策って永遠の課題になっているんです。

そして、そこに我々がどう関与しているかと言うと、2種類の粘着テープ製品があるからです。

 

1.ゴキブリの侵入を防ぐ忌避テープ

 

忌避とは捕まえるわけではなく、対象にとってストレスを与え、来ないようにするもの。

このテープが貼ってある部分には寄り付かなくなるという代物。

発生自体を抑制するわけではないですし、退治するわけではありません。

ですが、某コンビニや某ハンバーガー屋では注文カウンターの表面にこの忌避テープを貼り、お客様の目に付く場所へ寄り付かないようにする対策が取られております。

忌避テープ自体は透明性が高く、貼っていても気づかれません。

また、食品が触れたとしても人体には影響がなく、ゴキブリやアリなどにしか効果がありません。

更には効果の持続期間も長く、今設置頂いた場合、夏の終わりまで十分な効果を発揮します。

 

忌避という言葉はあまり馴染みがないかと思いますが、粘着テープとしては様々な箇所でご利用頂いております。

我々ではセロハンテープのような形状から、任意の形状まで対応しております。

ご要望あればどういう形状がふさわしいか含め対応させていただきます。

 

ですが、忌避テープには唯一の欠点があります。

それは、“捕まえるわけではなく、居なくなるため効果が分かりにくい”というものです。

よくテスト頂く際は、捕虫器と一緒に使われ、捕虫数が減ったか否かで評価して頂いております。

 

また、サンプルのご用意はありません。

一度設置したら長い期間使えてしまうのと、少量では効果が分かりにくいため有償のみとなります。

 

2.ネズミ捕獲用粘着テープ

 

ホームセンターなどで見たことがあるかもしれません。

二つ折り形状が主で、開くとトリモチのようなベッタベタの粘着が出てくるものです。

ネズミがその粘着テープ部分に触れると、瞬間接着剤のように捕まえ、離さないという特殊な粘着剤で設計されております。

 

我々は自社ブランドとしては販売しておらず、OEM生産を行っております。

また、形状についてもお客様の要望に合わせて作成していますので、某ホイホイのような形状も対応しております。

 

ただし、今回のすき家問題をきっかけに“今の形状や性能でいいのか?”と疑問が生まれました。

もっと言えばプロモーションも強化が必要だと感じました。

 

食の安全HACCPでも重要視されており、多くのペストコントロール業者が対応に追われていると思います。

その中で我々が粘着テープでどれだけお役に立てるのか、改めて見直しをかけていこうと思います。